2009/03/14

サガ・キャンディダ 魔女狩りの7つのインプレッション

何気なくメディアプレイヤーを開いたら、この曲が最初に再生されました。久々に聞いて感動したので今日はこの吹奏楽曲について書きます。中学校時代に演奏した数ある曲の中でも特にドラマチックな展開と緊張感、胸を打つ美しい旋律を持ったアッペルモントの名作です。

Saga Candida?7 Impressions of a Witch Hunt/Bert Appermont

吹奏楽伴奏のミュージカル、「サタンの種」を再構成した作品です。?序章/裁判/愛/タンゴ/サバト/死/転生?の7つに分けられています。鬼気迫る魔女の告発、密やかで印象的な愛のテーマ、禁断の儀式の場面でのジャジーなサックスとトランペット、そして金管が高らかに鳴らすフィナーレ……。ソロが多く、オーケストレーションも難しいのですが演奏する側としても、また聞く側としても魅力のたくさん詰まった玉手箱のような曲だと思います。私が持っているのはライプツィヒ放送吹奏楽団(Rundfunk Blasorchester Leipzig)の音源。「The Last of the Mohicans」や「The Man in the Iron Mask」もお勧めです。特に後者、前半のピリッとした緊張感のある主旋律がたまらなく好きです。カッコいい!

当時は部にオーボエパートがまだなく、イングリッシュホルンもあるわけないのでソプラノサックスを抱えてた私にソロ譜が回ってきました。またその旋律が非常に繊細で美しいんですよ。特に好きなのが「Hou alleen van」という曲。あんまりにも綺麗なのに絶対歌えてなかった当時の自分が恨めしい……笑 木管パートは基本的に早いパッセージだらけで譜面真っ黒ですが、その疾走感、必死になって練習したあの頃が懐かしいです。そうそう、オーボエとソプラノじゃ管の調性が違うから、手書きで譜面作ったんですよ。その譜面、探せばどっかにあるけどどこにあるんだろ……。これで引退っていう最後の定期演奏会、確か二部の頭がこの曲でした。舞台袖(というか外の非常階段かな)で待ってる時、緊張してたけどみんな笑顔だったのを覚えてます。色々なことを思い出しますね。是非もう一度、演奏したい曲です。今度中学校に行ったとき、どこかに埋まってるであろうフルスコアを探そうと思います。

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